ひろしま自然学校研究員花村育海さん vol1

今日は特定非営利活動法人ひろしま自然学校研究員の花村育海さんにお話を伺いします。

ひろしま自然学校県境所の事業内容について

花村さんはじめにひろしま自然学校で行われている事業内容を教えてください。

ひろしま自然学校ですね北広島町で活動しているんですが、三つの柱で活動してまして森を育む、森で遊ぶ、人を育むの三つで活動しています。

まず森を育むこれは具体的にはどんなことなんでしょうか

10ヘクタールの里山のフィールドがあるんですが、里山の整備とか保全をしてあと生き物調査ですね整備をするとやっぱり里山の生き物とか植物とか動物とかが増えてくるので、そこの調査なんかも行なっています。

そして森で遊ぶというのは？

自然体験活動とか環境教育活動をしているんですが、幼児から大人向けのものまでいろいろ行っています。

三つ目ですよね人を育むというのはどういうことなんでしょうか？

森で遊ぶとかいうプログラムをやったりとか、自然のことを伝えていくときにやっぱり人材というのは大事になってきますので、大学生のボランティアとか環境教育ををするトレーナーですとかそういう人たちの人材育成も行っています。

学生さんにも多く参加していただいてるんですね。定年退職をされた方のボランティアさんなんかもいらっしゃるそうですね。

そうですね。森を育むというところで私一人ではなかなかできないので、木曜日に平日作業隊ということで定年退職された方達10名ぐらいがいつも整備とか調査とか一緒にやってくれています。

いろんなか方が関わっている活動なんですね。

こういった活動の目的や伝えたいことってどういうことなんですか？

環境教育を大きな柱にして、環境に配慮した暮らしが実践できる人を増やしていくというところが大きなところですね。環境教育って関係教育とも言われるんですが、自然環境だけじゃなくてやっぱり自分たちの暮らしの環境とか自分の心と体の環境とかそういう部分の関係性の歪みたいなのから、自然環境との関わりも歪みが出たりするので、紡ぎ直すきっかけになればと思って活動しています。

環境との関わりだけではなくご自分ともっと身近な周りの環境について考え直すきっかけを与えて下さってるっていう事ですね。

そうですね。そこは大事にしていきたいなと思っています。

ひろしま自然学校活動のフィールドについて

そしてひろしま自然学校活動のフィールドについても教えていただけますか。

先ほども話したんですが、北広島町の今吉田という所にありまして、万代池という池が真ん中に2ヘクタールの池があるんですが、そこおおう10ヘクタールの里山がフィールドになっています。

これだけ広い敷地のなかいろんな施設があるんですよね。

そうですね森の中には散策道が4キロぐらいあると思うんですが、研修施設とか宿泊施設なんかもあったりします。

今日実はズームにて収録させていただいているんですが、今花村さんがいらっしゃる場所はどちらなんですか？背景すごく素敵な木目が映ってますけれども。

ログハウスみたいな所なんですが、こぞってハウスという建物です。15年今活動してきているんですが、最初の頃皆ボランティアで作ったそうです。

手作りなんですね。こちらでは宿泊もできたりする施設なんですか？

2階は宿泊できたりしますし、あとテントサイトが外にあるんですが大きいテントも建てられてそこに宿泊なんかもできたりします。

年間どれくらいの方がいらっしゃるんですか？

だいたい、3000弱くらいの方が毎年来ていただいてますね。

どういった方がいらっしゃるのですか？

家族連れの方が泊まりとか大きいベントでは多いんですが、イベントごとに小学生向けのやったりとか幼児向けとか大人向けもあるので、そういう方たちが来てくださいます。

ひろしま自然学校のイベントについて

今イベントとおっしゃいましたが、イベントというのはどういうものが開催されるんですか？

いろいろあるんですが、幼児をもつ親子向けのものだと森の妖精クラブっていうことで日帰りで親子で森の散歩に出かける活動とか。環境教育的なところでいうと、アースキーパーっていうアメリカに本部がある地球教育研究所というところが行なっているプログラムなんで小学生が多いんですけど、大人向けにもやったりしています。