光和商事株式会社VOL.2

Coverage

FMはつかいちでは環境に優しい、地球に優しい取り組みを行っている企業・個人の方にお話をお聞きしています。

今回は光和商事株式会社、代表取締役社長の久保幸路さん第2弾です。

ミミズが生ごみをたい肥化する、ミミズコンポストの仕組み

ミミズコンポストで使うミミズは、「シマミミズ」と言って、体長が5㎝から大きくても10㎝くらいのもの。有機物を分解する専門のミミズなので、どろだめや有機物があるところでないと発生しないため、あまり見かけることはありません。川で魚釣りの餌に使ったりもします。

日光を嫌うため、ふたを開けるとすぐに土の中にもぐってしまいます。

シマミミズは生ごみを食べるのではなく、生ごみを分解する微生物を食べて栄養をもらっています。
単に微生物が分解するよりもミミズが介入するほうが早くたい肥化でき、ミネラルや酵素などが含まれた土になり、畑に入れると野菜などの成長を促すため、「黄金の土」と呼ばれています。

ミミズコンポストは三段の重箱のようになっており、まず始めるときは、そのうち2段を使い、下の箱にミミズが入った土をいれます。(ミミズの住みか)
その上の箱には、ミミズの好きなたい肥化されていないココナッツ繊維の床土と生ごみを。(ミミズの仕事場)
箱の底には穴が開いているため、ミミズは上の箱(仕事場)へと移動。仕事場で生ごみを分解し、土のたい肥化がすすんだら、その上に新しく、たい肥化されていない土と生ゴミの入った箱を置きます。ミミズはまた移動し、ここでまた生ごみの分解を始めます。これでミミズのいなくなった、たい肥化された土だけが残るという仕組みです。これを繰り返し行います。

生ゴミは細かくしてやるほど分解が早く、野菜くずなど種類によっては2,3日でなくなってしまいます。
生ゴミの量でミミズも増減しますが、繁殖力が非常に高く、多い時はこの箱で2,3000匹にもなります。

たい肥からは液肥も出てきますが、これにもミネラル、酵素、窒素、リン酸、カリなどが含まれており、薄めて肥料として使うと植物の成長を促します。生け花の水に入れると花が元気になる効果もあります。

環境に優しいミミズコンポストをライフスタイルにあわせて楽しむ

ミミズコンポストは、環境に優しい方法で行える、無駄のない完全なる循環型であるところがポイントです。
生ゴミを燃やすことで二酸化炭素が発生するところを、生ゴミをたい肥や液肥に変え、それを畑に返し農作物の成長に利用する。また、たい肥化はミミズの力だけで行うため、電気など一切使用しません。

「生き物なので大変」という声もありますが、久保さんはミミズはペットみたいなもので、ペットを飼うついでに生ゴミもなくなって、たい肥化できる、その流れを楽しんでやってもらえたらと言います。
環境に興味があったり、家庭菜園をやっていたり、マンション住まいでゴミ捨てが面倒だからとか、ミミズをつりのエサにしたいからなど、ライフスタイルにあわせて長く続けてもらえることを望んでいます。

子供たちに伝えたい自然の循環

販売開始から10年を迎え、お客様の声を聞きながら新しい商品に繋げること、そして自然が循環する仕組みを多くの子供たちに知ってもらうことを目標にしています。

自然が循環していくのを、ちょっと人間が手助けして、家庭や地域で作り出していこうよと子供たちに伝えること、それができるのが嬉しいと話す久保さん。これまでも母校などで環境授業を行ってきました。
「ミミズ、初めて触ったー!」「ミミズ、かわいい~」という子供たちの声を励みにこれからも続けていきたいと考えています。

 

久保さんのクールチョイスは?

エアコン設定温度、28℃以上!!

FMはつかいちで放送されました


光和商事株式会社
住所/広島県広島市南区出島1丁目33-61
電話/082-255-1151
ホームページ/http://www.kowas.co.jp/

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