FMはつかいちでは環境に優しい、地球に優しい取り組みを行っている12の企業・個人の方にお話をお聞きしてきました。
FMはつかいちのクールチョイスプロジェクトメンバーが総集編として取材を振り返ります。
今回は企画進行の山本千帆里さんです。
クールチョイスの活動を通じて感じたことを教えてください。
このプロジェクトではラジオ番組の原稿作成や取材同行、企画進行を担当し、ラジオでは5分間のクールチョイスに関する話をお伝えしてきました。
クールチョイスってなに？というところからスタートしました。
2015年、パリで開催された気候変動枠組条約第21回締約国会議で、「パリ協定」と呼ばれる地球温暖化対策に向けた世界の取り決めが採択されました。
このパリ協定という言葉もはじめは詳しく理解していなかったかもしれません。
しかし、このプロジェクトにかかわらせていただいたことによって、ニュースでこの言葉を聞くと注意して見るようになったり、身近な問題として感じるようになりました。
「世界の平均気温の上昇を２℃以下に抑制し、1.5℃以内に抑えるよう努力する」という長期目標がどんなに大変なのかということ、日本や世界に起こる大きな災害にも影響があるんだということを知りました。
2018年西日本豪雨災害が起こり、近年まれにみる大雨が降りました。もう二度と起こらないようにと願う中、2019年にも関東東北地方が台風の大雨による川の氾濫に見舞われたりと、毎年災害のニュースを目にします。
これも地球の温暖化現象が大きく影響しているということなんだと思います。
印象に残った取材先はどこですか？
ユニクロさんです。家族みんなで愛用しているヒートテックが、実は毎年バージョンアップされているということにもびっくりしました。
ユニクロの取り組みをあらためて教えてください
ウォームビズに関するラジオ原稿の作成もしましたが、暖房の温度を上げるより、体を冷やさず温めること、これだけでも立派なウォームビズです。
そのマストアイテムであるユニクロのヒートテックは、着る洋服に合わせて首回りが広くとってあったり、見せても肌着っぽさが出ないおしゃれなものもあったり、お客様の声を反映してすぐ商品化している取り組みが素晴らしいと思いました。
また、店内の照明はＬＥＤライトを使用したり、ダウンコートなどユニクロ製品のリサイクルボックスを設置していて、環境問題に積極的に取り組んでいることも分かりました。
廿日市店のリサイクルボックスには、他店舗と比べて持参される方が多いということで、廿日市市民の方々も環境問題に関心がある方が多くいらっしゃるんだと嬉しくなりました。
クールチョイスプロジェクトを通じて行動を起こしたこと、意識していることは何ですか？
クールチョイスのひとつとして、「家電の買い替えを考えましょう」というのがあって、かれこれ15年くらい使っていた冷蔵庫を新しく購入しました。
家電製品は年々進化していて、性能はアップしても電気代は安くなっており、「こんなにも違うの？」と買い替えてみてびっくりしました。
また、テレビが突然映らなくなって急遽買い替えたのですが、店頭には液晶タイプや有機ＥＬなど最新のものがずらりと並んでいて、やはり新しい機能がついたものを買いたいなと思っていたのですが、こちらもまた従来のテレビと比べて電気代が安くなっていました。
大型家電は高い買い物ですが、余分な電気を使わない、お財布にも優しいと思えば買い替えのタイミングをみるのも大切だなと思いました。
また家電の買い替えだけでなく、生活の中でできることはたくさんあると思います。
このプロジェクトに関わるようになってから、かなり運転意識が変わりました。
エコカー減税対象の車を購入したのですが、燃費のことも考えて、出だしのアクセルの踏み方、渋滞時のブレーキのかけ方、スピードを一定に保つなど運転の仕方にも気を付けるようになりました。
意識の持ち方が大切だと思います。
取材を通じて考えるクールチョイスを教えてください
今自分ができることを理解し、無理のない範囲で選択することです。
クールビズ、ウォ―ムビズも自分の服装をちょっと変えるだけでお金をかけずに電気代が節約できたり、家電の買い替えも、タイミングが良ければお財布に優しかったりします。
電気をこまめに消す、お風呂も間を空けずに入る、冷蔵庫のもの整理する、車の運転に気を付ける、たまには公共交通機関を利用するなど日々の生活で「これクールチョイスにつながるかも！」という意識を持つことが大事だと思います。
そして毎年起こる災害のニュース。
これはきっと地球が出しているＳＯＳかもしれないということも頭の中に入れておきたいです。
冷蔵、冷凍庫の整理
FMはつかいちで放送されました
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