キッズNPO法人理事長の吉本卓生さんにお話を伺いします。
キッズNPOの事業内容について

はじめにキッズNPOの事業内容を教えて下さい。

キッズNPOは廿日市中心に保育園とあと学童保育自然学校保育園を作るコンサルタントの仕事あと災害支援等を行っております。

たくさんの事業を展開されているキッズ NPO ですがスタートしたのはいつからなんですか?

スタートは平成18年の11月からちっちゃい保育園を作ったとこからスタートしました。

キッズNPO で大切にされていることはどんなことでしょうか?

子供に生きる力をつけること。あと夢をもって生きていけること。そして子育てにやさしいまちづくりをめざしております。

子ども達に生きていく力を育んでもらうこれはどんな思いなんですか?

子ども達が社会人になった時も大きくなった時に大きな壁が出ると思うんですけど、その壁に立ち向かえるような力を生きる力だと思って僕らはやっております。

子育てにやさしいまちづくりとはどんなまちづくりなんでしょうか?

子育てはお母さんお父さんだけじゃなくてやっぱり周りの人の力も必要だと思っております。地域で子育てができるそういった環境を作っていきたいなと思っております。
子どもたちが夢をもって生きていけるために

3つめに子どもたちが夢をもって生きていけるということも大切にされているとお聞きしましたが、やっぱり夢をもって生きていくっていうのは大切な事なんですか?

はい、大切だと思います。夢は目標になると思うんですけど、生きていく中で。夢を早く見つけることで、生き方も変わってくるんじゃないかなと思います。その夢に向かって早く準備を進めていけるんではないからと思います。

吉本さん自身も常に目標だとか夢っていうのを意識して生活されて来られましたか?

はい、常にそればっかり考えてます。新しい保育園作った時から、次はああいう保育園作りたいなとか、なんかお母さん達こんな困ってるなと思ったらそれに向けて何か新しい事業しようかなとか。常に思いながら今まで生きてきました。

やっぱり夢が生きていくのも楽しいですよね。

楽しいです。毎日が楽しいです。

そんな中、今なかなか夢を持てない子どもたちがいるっていうのも現状なんですよね。

そうですね。夢を持てない子が結構多くて、なんとなく大学行って考えたり、目標がないと勉強もできないじゃないですか。例えば保育士だと保育園の保育士を取る大学に行かないといけないし、勉強しないといけないしピアノも練習しないといけない。そういうところを夢が早く見つかれば準備ができるので良いかなと思ってます。

子どもたちに保育の中でやりたいこと興味があることをを見つけてもらって将来に力を身につけて欲しいですね。
自然体験を大切にするキッズNPOについて

そしてキッズ NPO では自然体験も大切にされているというふうにお伺いしましたがどういうものなんですか?

今保育園で自然保育っていうのを導入してやってます。今全部で4園あるんですけど4園全部自然保育を導入してやってます。

これは具体的にはどんなものなんでしょうか?

例えば極楽寺山っていうのがあるんですけど、そちらにバスで行ってそこで午前中過ごすとか。あと夏とかだと川に泳ぎに行ったりとか、畑をやったりとな田んぼで稲を作ったりとかです。

今お聞きしたように子供達自然の中で色んな体験ができるのは素敵ですね。なかなか今の子供たちは土を触る経験がなかったり、又川で泳いだりだとか動物と触れ合ったりだとかそういう経験が少なくなってるようにも感じますよね。

その自然保育をやるきっかけも小学生が虫を取ったことがなかって、でトンボとったんですけどそれに対してすごく喜んでて、こんな体験してないんだと思って僕らが子供の時に当たり前のようにやってたことが今の子供たちにはできてないんだなと思って自然保育っていうの導入しようと思いました。

そして自然保育とは別に自然学校 ていうものも展開されていますよ。

はい。保育園の子達が大きくなったらその自然学校の方で活動してるんですけど、ちょっと大きくなる小学生とかになるんで川でカヤックしたりとか、木に登るツリークライミングとかあとお泊まりするキャンプとかそういった活動を行ってます。

これ参加するのは幼児からどのくらいの年齢の子までなんですか?

一応幼児から小学生までなんですけど大人の方も来たら一緒に楽しんでる感じです。

その中で大切にされていることやこだわりなどがあると伺いしましたが。

自然を大切にしてほしいという思いがあるし、米があるのでツリークライミングだと森に入るときにまず森にはたくさんの生き物がお家だからという話をして、森に入る時にお邪魔しますと言って入って、であと木には触って挨拶して今日よろしくねって言って。ツリークライミングはきっと友達になろうというのがテーマなので、行きはよろしくねって言って遊ぶ遊んだりしてます。

自然を大切にする気持ちというのが育ちそうですよね。また吉本さん森には、ある妖精がいるそうですね。

森にはムッレと言う妖精がいます。そのムッレが森を綺麗にしてくれてて、保育園の子ども達はムッレにキャンプの時に会えるようになってます。

ムッレは子どもたちにどんなことを教えてくれるんですか?

ムッレは森を綺麗にしようということでゴミを捨てないでとか大きな声でしゃべらないでねとか草花を根っこから抜かないでねっていうこと教えてくれます。

ムッレに会った子どもたちはどんな反応でしたか?

ムッレは森を綺麗にする妖精なんですけど、その時もあのゴミを持ってたゴミを拾ってきてくれてそれを子供たちの前に見せてゴミを捨てたらいけないよって話をしてくれます。子ども達はその場で近くに落ちてるゴミを拾って、ムッレさんに渡してゴミ捨てちゃいけないよねって気持ちになって、自然を大切にしようというそういうところが育まれたんじゃないかなと思います。

子どもたちは自然と触れ合ってもらって親しんでもらうことで、自然の大切さを感じてもらいそして自然を大切する心を育んでもらうということで、貴重な体験ができる子ども達はすごく幸せだなと思いました。
ここまでは特定非営利活動法人キッズ NPO 理事長の吉本卓生さんにお話を伺いしました。
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