廿日市市環境産業部環境政策課&はつかいちエネルギークリーンセンターVOL.2

Coverage

FMはつかいちでは環境に優しい、地球に優しい取り組みを行っている企業・自治体・個人の方にお話をお聞きしています。

今回は、廿日市市役所の環境産業部環境政策課の川上大輔さんと、はつかいちエネルギークリーンセンターの波田誠治さん第2弾です。

ゴミを焼却する際の排熱を利用した循環システム

はつかいちエネルギークリーンセンターでは、ゴミを焼却するときに発生する熱を利用して発電し、余剰電力を電気事業者に売電することに加え、隣接する広島ガスへエネルギーを供給するシステムを備えています。

天然ガスは液化の状態でマイナス160℃くらいでタンクに保存されており、それを事業者や市民に供給するときはもう一度気体に戻すという作業があります。
液化天然ガスに熱を加えるという作業が必要なのです。

エネルギークリーンセンターで未利用の熱を使って温水を作り、広島ガスに供給して利用してもらうというエネルギーの循環システム。

この仕組みで年間9700トンの二酸化炭素の削減が見込まれると言われており、世界トップレベルの熱のエネルギー効率を誇ります。
発電は一般的な設備ですが、効率の部分や隣接する形での温水供給は特徴のある点です。

施設内見学も行っており、小学生の社会見学のみならず大学や企業からの見学もあります。
環境学習についての充実した啓発機器も備えてあり、環境に対して関心を深めることができます。

はつかいちエネルギークリーンセンターの見学について

「はつかいち環境フェスタ」を開催

毎年、廿日市市では「はつかいち環境フェスタ」を企画しており、2019年は10月6日(日)、新宮中央公園にて開催となっています。

環境をテーマにした展示や体験ブースを団体や企業が出展し、環境にやさしい取り組みを紹介する毎年恒例のフェスタ。

過去には燃料電池の実演、家庭用省エネ設備の紹介、飲料用紙パックをトイレットペーパーに交換してくれるブースなどがありました。

リサイクルマーケットなどの催し物もあり、楽しく環境について考えることのできるイベントです。

地球温暖化対策設備の導入のための補助金

廿日市市では住宅用地球温暖化対策設備を新たに設置する家庭に補助金を交付しています。

  1. 家庭用燃料電池(エネファーム) 
  2. 定置用リチウムイオン蓄電システム(蓄電池)
  3. 住宅用エネルギー管理システム(HEMS)
  4. 複層ガラスまたは二重サッシ

令和元年度はすでに募集を終了しているものもあります。

令和元年度住宅用地球温暖化対策設備導入促進補助金について

これからの廿日市の環境のためにできること

エネルギークリーンセンターでは、搬入されたものを処理することしかできません。
環境・自然を守り、限りある資源を無駄なく活用するために、リデュース、リユース、リサイクルの3Rでゴミを減らすことが大切です。

個人でできる取り組みとして「緑のカーテン」というものがあります。
家や事業所で蔦性の植物を植えて、太陽光を遮りエアコンの使用量を減らすというものですが、環境フェスタでもコンテストを開催しています。

リデュース、リユース、リサイクルで限りある資源を無駄なく活用!

緑のカーテンコンテストにぜひチャレンジしてください

FMはつかいちで放送されました


廿日市市環境産業部環境政策課
住所/広島県廿日市市下平良一丁目11番1号
電話/0829-30-9132
ホームページ/https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/soshiki/5.html

はつかいちエネルギークリーンセンター
住所/広島県廿日市市木材港南12番8号
電話/0829-20-5300
ホームページ/https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/map/15231.html

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